東京銀杏会の幹事でみずほ銀行グローバルマーケッツ業務部参事役の植木雅広氏(S61法)をお招きいたします。皆様の多数のご参加をお待ちいたしております。

日 時:平成30年10月24日(水)   18時〜20時半

18:00             開場

18:30~19:30          講演会

19:30~20:30          懇親会(希望者のみ)

場 所:  学士会館302号室

〒101-8459 東京都千代田区神田錦町3-28   TEL:03-3292-5936

地下鉄都営三田線、新宿線、東京メトロ半蔵門線の神保町駅(A9出口)徒歩1分

講 師:植木雅広氏(S61法)みずほ銀行グローバルマーケッツ業務部参事役

ご講演者プロフィール:

1962年愛媛県生まれ。1986年東京大学法学部卒業。同年4月第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行。本所支店、国際資金為替部、市場金融部等で勤務。2000年三和銀行に移籍。2度の合併により勤務先がUFJ銀行、三菱東京UFJ銀行と変わるが、デリバティブズ営業部、金融商品開発部等で勤務。2008年みずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)に移籍。ALM部、市場業務部、グローバルマーケッツ業務部にて勤務し、現在に至る。邦銀6行に所属したが、1990年から現在までの約28年間、デリバティブ取引の法務・ドキュメンテーション(英文契約書の締結業務)を担当。1999年から2007年まで東京外国為替市場委員会・法律問題小委員会の委員を務める。日本私法学会会員、金融法学会会員、ISDA日本支部ドキュメンテーション・コミッティー等のメンバー。1995年よりデリバティブ取引の英文契約書(ISDA契約書)の実務参考書の執筆活動を開始。現在まで改訂を重ねている著書『必携デリバティブ・ドキュメンテーション』シリーズ3部作(近代セールス社刊)は業界のバイブルとされているロングセラー。2018年8月に共著翻訳書『通貨オプション入門』(きんざい刊)も発刊。

演 題:「デリバティブ取引の概要と経済活動における位置づけ」

ご講演要旨

近年、新聞等でよく目にする「デリバティブ取引」。その謎めいた取引は、一見、難解に思えて、実は意外にも身近な存在です。現代の金融取引において、デリバティブ取引は資金の運用、調達あるいはリスクヘッジの手段として、または金融商品組成における重要な部品として、必要不可欠の存在です。しかし、その他方で、巨額損失事故やリーマン・ブラザーズ倒産等の大事件を引き起こしたのもデリバティブ取引であり、そのハイリスクな面、社会に与える影響の大きさから、その在り方、リスク管理手法、監督当局による規制強化が問われています。また、商品の仕組みや価格形成のメカニズムが難解であり、顧客への説明義務責任や顧客側の理解度の問題がしばしば訴訟での争点となっています。

そうしたデリバティブ取引の仕組み、その誕生から発展の歴史、その利便性と危険性つまり光と影について、短時間で分かり易く解説を行い、デリバティブ取引のあるべき論、その監督や規制の在り方、今後の展望についても言及する所存です。

会 費: 

講演会のみ参加     会員2,000円、会員のご家族2,000円、非会員3,000円

講演会・懇親会両方参加 会員4,000円、会員のご家族4,000円、非会員5,000円

申 込: 東京銀杏会事務局にE-メールでお申込み下さい。

E-メール:tsuchidat.tokyoichokai@mbr.nifty.com