第16回 東京銀杏会美術鑑賞会のご報告 パナソニック汐留美術館『ル・コルビュジエ − 諸芸術の綜合』

3月8日(土)15時より、パナソニック汐留美術館で第16回の美術鑑賞会を開催しました。 今回は、日本でも最も有名な20世紀の建築家のひとりである、ル・コルビュジエ(1887−1965)を鑑賞しました。彼が活動の後期に提唱した、建築によって絵画・彫刻・素描・タペストリーなどをつなぐ「諸芸術の綜合」がテーマになった、日本初の展示です。...

第15回 美術鑑賞会のご案内:ルイーズ・ブルジョワ展

ルイーズ・ブルジョワ (1911~2010)はパリ出身のインスタレーションアート作家であり、彫刻家、画家、版画家である。 ソルボンヌで数学を修めた後、エコール・デ・ボザール他いくつかの美術学校で学び、アメリカ人美術史家ロバート・ゴールドウォーターとの結婚を機にニューヨークへ移住した。 代表作「ママン」はスチール鋳造の足、青銅の腹部と胸部、内部に入った大理石製の卵からなる、蜘蛛をかたどった刻である。「ママン」は「母」を意味し、1999年に制作され、のちにはブロンズ鋳造のものが 6体制作され、森美術館屋外に常設展示されている。...