東京大学に学んでいる外国人留学生と交流する会の平成30年度前半の活動予定をお知らせいたします。

留学生の参加は毎回20~30名程度でボランテイアとの会話を楽しみながら見学しています。見学終了後、喫茶店などで懇談も行っております。

ボランテイアとして活動に参加をご希望の方は、東京銀杏会事務局tokyoichokai@gmail.comまでご連絡ください。

平成30年(2018年) 8月25日(土) 赤坂迎賓館見学

平成30年(2018年) 10月  6日(土)  江の島・鎌倉訪問

平成30年(2018年) 11月   3日(土)  明治神宮大祭見学

平成30年(2018年)         12月  15日(土) バザー・パーティー

 

ご報告「平成30年度 第3回 歌舞伎鑑賞会」

酷暑の7月14日(土)に留学生を支援する会の活動の一環として、歌舞伎を鑑賞しました。

我が国の代表的な伝統芸能の歌舞伎に対する留学生達の興味の深さを反映してか、早々に参加希望者が定員の40名に達し、ウエイティング・リストを作成した程でした。当日のキャンセルは致し方なく、参加者は留学生17名、ボランティア21名(外人2名を含む)で合計38名。留学生の出身国別内訳は、中国10名、ドイツ2名、モンゴル・イタリア・イギリス・台湾・スーダン各1名でした。

入館時間の10:30迄に全員が揃い、留学生達は期待に胸を膨らまして館内をキョロキョロしながら席に着きました。11:00に開演した昼の部の演目は「三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや)」と銘打った出世太閤記の通し狂言でした。序幕での本能寺の変に於ける信長の死から大詰での大徳寺に於ける信長の葬儀迄の約5ヶ月の間の秀吉の出世物語です。

留学生達は英語字幕付のタブレットを、ボランティアは日本語のイヤホーンを借りて、夫々の立ち位置で夫々の感動を覚えた4時間でした。先ず、序幕第一場で歌舞伎に於ける「外連(けれん)」の一つである「宙乗り」を市川海老蔵が演じて留学生達の度肝を抜いたようでした。留学生達の演目の筋の理解は思いの外深く、ボランティアにとりましても馴染の深い演目ですので、序幕と二幕目の幕間の昼食時も、二幕目と大詰の幕間も留学生vs ボランティア、留学生vs 留学生との交流は歌(唄・音曲)・舞(舞踊・舞踏)・伎(演技・所作・技巧)等の我が国の伝統文化の話題を中心に活発に行われました。

15:10の終演後は恒例の「懇親会」が「ビヤホールライオン・銀座七丁目店」で行われました。場所柄、喧噪の中での懇親会でしたが、学生達の見慣れた顔、新顔、帰国して行く顔の夫々の本音に近い胸の内を語るのを聞いていると、我々の任務の重要さを痛感しました。喋り疲れて、食べ疲れて、飲み疲れて、17:00に散会しました。表は恒例の「歩行者天国」。酷暑下とあって、心做しか銀ブラ族の数が少ないようでした。参加者は未だ陽の高い夏の空を仰ぎながら、夫々の思いを胸に帰途につきました。 (文責:下村 實 S41文)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボランティアと一緒にグループ別に席につく留学生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩時に留学生同士がおしゃべりをしながら友好