東京大学に学んでいる外国人留学生と東京大学卒業生を中心とするボランテイアの交流会です。
新宿御苑、明治神宮、皇居、神田、両国、浜離宮、隅田川、浅草、谷中、鎌倉、江ノ島、高尾山、川越、鹿島神宮、香取神宮、利根川・佐原、ビール工場、などを2年に分けて訪問し、帰りがけはレストラン等でボランテイアと留学生の懇親会を用意しております。
新型コロナの影響で中止が相次いておりましたが、今後の予定は以下の通りです。
1月24日(月) 東京銀杏会新年会
2月23日(水・祝) 皇居訪問
3月13日(日) 佐原・鹿島神宮・香取神宮訪問(バス旅行)
ボランティアとして活動に参加をご希望の方は下記に連絡して下さい。
連絡先/小浪博英 メールアドレス:東京銀杏会事務局宛 tokyoichokai@gmail.com
コロナ禍に負けず、活動中
ご報告「2018年8月 川崎市日本民家園見学」
2019年8月24日(土)午後1時半、小田急線向ヶ丘遊園駅南口に留学生11名とボランティア18名が集合しました。気温は32℃ありましたが心配したほどの猛暑ではなく、とはいえやはり額に汗を滲ませながら川崎市生田緑地内にある「川崎市立・日本民家園」に向けて徒歩にて出発しました。
ここは敷地内に日本各地より移築された古民家が全部で24棟並ぶ大規模な古民家ミュージアムで、一番古いもので17世紀後半(養蚕農家)、新しいものでは1929年築(船頭小屋)と広い年代に渡った建物が保存され、そのほとんどが県又は国の重要文化財です。
3組に分かれた私達は3名の英語ガイドの案内のもと、その家の構造や歴史を学びながら順を追って巡りました。
民家のスタイルには特徴があり、店を構えて馬をつなぐ柱を備えた旅籠、宿場で薬屋を営んでいた商家、切妻屋根の大きな農家など様々な家の造りを見る事が出来ます。また畳の数が税金に影響する事や基礎土台造りが地震対策にもなる柔構造で出来ている家もある等、ガイド付きならではの知識も得る事ができました。
中でも一番の見どころは園の中ほどにある合掌造りの集落です。ここには岐阜県白川郷と富山県五箇山から移築された5棟の合掌造りの民家が並び、さながら現地に来たのではないかと錯覚する程で、周囲の植え込みや外構なども良く出来ています。ここでは豪雪地帯に暮らす人々の様子も学びました。
私達が民家の中で台所や釜を見ている時に、玄関から裏口にかけてサーッと気持ち良い風が通り抜け、ガイドに「これこそが、日本の家の造りなんですよ!」と説明され、高温多湿の日本で快適に暮らそうとする昔の人々の知恵をあらためて実感しました。本当に、家の中に入るとなぜか涼しいのです。
民家園を後にした私達一行は裏側のなだらかな丘陵を散策しながら下り、駅隣りにあるイタリアンレストラン・ドナにて恒例の懇親会を開き、新参加者のスピーチと楽しい歓談で1時間半、和やかに過ごし、その後夕方5時45分に散会となりました。