2025年5月11日(日)の天気は晴れ、暑くなる予報の下で、12時30分に新御茶ノ水駅(B1番出口))前で集合。
参加者の数は32人(留学生21人、ボランティア11人)で、中国8人、インド3人、ドイツ3人、イタリア、アメリカ、マレーシア、スペイン、パキスタン、韓国、ブータンが1人。ブータンの留学生の参加ははじめて。
改札口を出ると、聖橋口前は、すでに大変な数の人、人、人。ちょうど聖橋上には薄手の法被姿の威勢のいい元若衆、現若衆、姉さん方の一団が御神輿を担いで掛け声を合わせながら南の方に小刻みに歩を進めているところだ。これだけでもすでに十分にお祭り気分で、早く神田明神(神田神社が正式名称か?)の方に行こうという気がはやるものの、まだ参加者の数名が集合場所に到着していない。


後から追いつくであろう数名に連絡して、留学生とボランティアが黄色の旗を掲げながら聖橋を渡ってすぐの階段を下りて「入徳門」から湯島聖堂に入る。正面の石段を登った先にある大きな門「杏壇」から中に入ると広い境内の奥に「大成殿」が構えている。これらはいずれも黒塗りなので、やはり日本の寺や神社とは違った雰囲気があり、本郷通りはお祭りの喧騒の中なのに、この境内の中は静かだ。この日は大成殿の中にも入れるようであったが、入らずにその前で集合写真。次に入徳門を出て左の方に向かい、大きな孔子像へ。この前でも集合写真。

湯島聖堂を出て、神田明神通りまで出たところ、この通りには、御神輿が数基、宮入りする順番待ちで待機しており、ごった返しの人。ここからは集団での行動はとても無理と見て、次の集合はこの場所で14時45分と決めて、あとは自由行動。そこで私はというと、人込みをかき分けて鳥居をくぐり、神田神社の境内に向かう。その両側にはお祭りでおなじみの屋台がいくつも並んでいたが、とても立ち止まって物を買い、食することができるような状況ではない。随神門から神田神社(神田明神)境内に入ると、境内の右側にお札などを売る(?)社務所があったので、そこで健康長寿のお守りをいただき、「立ち止まらず、進んで下さい」とのアナウンスを聞きながら、しばし、その間、宮入りする御神輿が1基境内に入ると1基出ていくのを立ち止まって見学する。あまりに暑いので、何か冷たいものでも飲もうと、境内を後にして集合場所方向に向かうが、かなり階段を降りなければならず、神田明神下の交差点に出ることとなった。そばのコンビニでアイスクリームでもと中に入ったものの、レジまで長い行列なので買う前に溶けてしまうのをおそれてやめ、神田明神通りをまた鳥居の方に向かう。途中、店の前で純米吟醸酒をプラスチックの小さなカップ(50cc)で売っていたので、冷たくはなかったがこれを買って、のどの渇きをいやすためちびりちびりと飲んでみた。飲みながらさらに歩を進めると先の鳥居のすぐ横にちょうど良い具合に「鰻の成瀬 神田明神店」が控えている。かば焼きを肴にこの酒の残りをやろうと店に入ろうとしたら、酒の持ち込みは不可とのことで、残念ながら外で一気に飲んでしまう。かば焼きだけを急いで腹に収め、何事もなかったかのように、集合場所に向かって皆と合流した。

全員が集まったところで、14時50分頃からニコライ堂(東京復活大聖堂)に向かう。何度もその前を通りながら、いままでなかなか敷居が高く感じ、中に入ることをためらっていたが、帽子は取り、肩からかけているかばんは手に持つという注意に従って、皆に混ざってはじめて内部に入る。大聖堂の内部は意外と小さいなという印象であった。この建物の由来、カトリックとは異なって、サンピエトロのような本部的な教会はないなどというロシア正教の説明を聞いた後、入り口前の階段を利用して集合写真を撮る。
さて次はいよいよ最後の懇親会。肉の万世御茶ノ水サンクレール店に入る。暑い中を半日歩き回ったので、まず出されたお冷がとてもおいしくここでやっと一息付けた。4人一組のテーブルで7組位に分かれてのお食事となる。多くの者はハンバーグであったが、ベジタリアンはスパゲティ・ナポリタンから肉を除いたものであった。「肉の万世」という名の店なので、ヴィ―ガン、ベジタリアンはさぞかし困ったのではないかと思う。神田祭では混雑からやむを得ず個別行動となってしまったので、ここで改めて懇親を深めることとなった。
最後に杉本文雄代表幹事(1975工)の挨拶で、今日の留学生との交流会は無事に終了した。
肉の万世 御茶ノ水サンクレール店で懇親会
(名前:敬称略)

Lilly Yangchen(ブータン)、
譚 恵匀(中国)、
陳 奕丞(中国)、
Suraj Ayyer(インド)

Johannes Kübel(ドイツ)、
David MARTIN(ドイツ)、
Prashant Sharma(インド)、
Yukta Goswami(インド、Ms.Prashant Sharma)

杉本文雄(ボランティア)、
李 沢灝(中国)、
Lim Ming Jun(マレーシア)、
山田達彦(ボランティア)

HAN Jinwoo(韓国)、
赵 煜权(中国)、
Iván Felipe Velasco Medina(スペイン)、
周 游(中国)

王 沢宇(中国)、
佐伯 嘉彦(ボランティア)、
程 星岩(中国)、王 双羽(中国)

今出川幸寛、
小浪悠紀子(ボランティア)、
Jonathan Kuckert(ドイツ)