鐡樂会では第16回活動として、長野県小諸市の小諸駅と山梨県北杜市の小淵沢駅を結ぶJR小海線に乗車しました。小海線は路線距離78.9km、駅数31(起終点含む)、野辺山(1340m)、清里(1274m)等9駅はJRの高度1番駅から9番駅を占める「八ヶ岳高原線」の愛称を持っている高原鉄道です。野辺山駅と清里駅の間には、海抜1375mのJR鉄道最高地点があります。小海線の歴史は小諸・中込間が佐久鉄道により建設され、後に小海まで延伸(1919年)、小海―小淵沢は国鉄線として小海側と小淵沢側の双方から建設が進められ、佐久鉄道から買収・国有化した区間を合わせ、1935年に開通しました。かつてはC56(高原のポニー)が列車を牽引していました。

5月24日(土)9時20分に上野駅中央改札口に待ち合わせ、北陸新幹線はくたか557号にて軽井沢駅に向かいました。軽井沢駅着10時32分。軽井沢駅にて1名が加わり、参加者12名が集合しました。軽井沢駅発10時50分、しなの鉄道にて小諸駅へ、小諸駅着11時13分。短い待ち時間を利用して駅近くの小諸城址懐古園を見学しました。小諸城は日本100名城の一つ、平安時代末期にここに館が建てられたのに起源を発し、江戸時代初期、仙石秀久により、城郭が整備され、後に徳川譜代の牧野氏が城主を務めました。城址の「水の手展望台」から千曲川の展望を楽しみ、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」詩碑等を見学しました。

慌しい懐古園見学を終えて12時発の小諸駅発小淵沢駅行きに乗車しました。当初予定ではキハE200系ハイブリッド車両に乗車予定でしたが(日本初の電気と内燃機関のハイブリッド方式を採用)、空振りとなってしまいました。残念。

ともあれ、清里駅までの約2時間の高原鉄道の旅を楽しみました。佐久平駅では北陸新幹線と交差しており、新幹線が小海線の下を通っていました。海瀬駅は日本で最も海岸線から遠い駅。小海は平安時代、天狗岳の崩落により千曲川をせき止めた湖が「小海」と呼ばれたことに由来する。野辺山駅を過ぎてJR鉄道最高地点の碑はどこにあるか等々車窓の景色に見入りました。

14時02分、清里駅着。10分程歩いて「萌木の村ROCK」へ。ここで遅い昼食を取りました。ビーフカレー、クラフトビールが名物で各人楽しむことができました。「萌木の村」には、体験工房、オルゴール博物館、コーヒーハウス、メリーゴーラウンド等があり、村内をゆっくりと散策し、思い思いに時間を過ごしました。

この後、清里駅に戻り17時9分発の小淵沢駅行きに乗車しました。「萌木の村」から清里駅までの道路は登りでしたので、一汗かきました。17時32分小淵沢駅着。小淵沢駅では各人お土産を買いこみ、18時8分発あずさ50号に乗車しました。新宿駅20時8分着、新宿駅にて解散しました。

小諸城址微古館入り口
小諸懐古園入り口
小諸城址 藤村詩碑の前で記念撮影
小諸城址から千曲川を見る
JR線最高駅野辺山
清里駅までの約2時間の高原鉄道の旅
清里駅までの約2時間の高原鉄道の旅
清里駅前にて静態保存されているC56 149の前で記念写真
清里駅前で記念撮影

「萌木の村ROCK」で懇親会

名物料理ROCK ビーフカレー