今回は、パナソニック汐留美術館で開催されております「ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末」展を鑑賞します。
本展は、19世紀前半のビーダーマイヤーと、世紀転換期の世紀末ウィーンという、時を超えてウィーン独自のモダン・スタイルを築き上げた二つの時代に焦点を当てています。
ビーダーマイヤー様式の簡潔で実用的な美意識から、オットー・ヴァーグナーやヨーゼフ・ホフマン、コロマン・モーザーらが率いた世紀末ウィーン工房の幾何学的なデザインまで、両時代を代表する銀器、陶磁器、ガラス、ジュエリー、ドレス、家具などが一堂に展示されています。
ビーダーマイヤー様式が追求した家庭の安らぎや生活に寄り添うデザインは、後の世紀末の芸術家たちに再評価され、その思想はウィーン工房の活動へと受け継がれました。
世紀末の華やかな雰囲気を彩るグスタフ・クリムトの作品や、女性デザイナー、パトロンたちの活動にも光が当てられ、単なる様式史を超えた、より深いウィーン文化の側面を感じていただけます。
この鑑賞会では、それぞれに通底する美意識の変化や共通点をじっくりと探求していただきます。ウィーンの歴史の中で花開いた二つの黄金時代を巡る機会を、ゆっくりと楽しんでください。
鑑賞後は、いつもの通り交流会をご用意します。皆様の参加をお待ちしています。
日時
2025年12月14日(日)15時集合
催事
ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末
会場
〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック汐留ビル4階
- JR「新橋」駅より徒歩8分
- 東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩5分
- 都営大江戸線「汐留」駅より徒歩5分
集合場所
パナソニック汐留美術館入口前
会費
4,000円
定員
15名
申込先
小川清則(1975工) E-メール: ogakiyo@me.com ファクス: 042-478-1803
申込期限
2025年11月30日(日)